こんにちは、りりこです。
先月夫のスラックスのお直しをした記事を書きました。
そこでも言っていた通り、もう一本依頼されたのでお直ししました。
今回は紳士スラックスの裾を長くします。
新しく買ったスラックスの丈が短いらしく、伸ばせる限り伸ばして欲しいとのことでした。
裾上げと違い丈出しは出せる分量に限りがあるので思った丈にならないかもしれないし、
仕上げ方も変わる可能性があります。
それでもいいということだったので久しぶりに丈出しをやってみました。
- ファッション専門学校卒
- 洋服のお直し 2年くらい
- 縫製関係のお仕事 10年目くらい
スラックスの裾を見てみると三つ折り仕上げだったので
少しだけ伸ばせそうでした。
今回伸ばせるだけ伸ばして欲しいということなので
ギリギリまで丈を出すために三つ折りを二つ折り仕上げに変更しました。
お直し屋さんに出すと1着1200円くらいですかね。
やっぱり自分でできると節約になっていいと思います。
学生ズボンも三つ折りだったらこのやり方で同じように伸ばせると思います。
紳士スラックス・三つ折り仕上げの丈出しのやり方〜二つ折りに仕上げ変更してギリギリまで長くする
《使ったもの》
クリップ
メジャー
定規
カッター
チャコ
糸切りばさみ
ミシン
アイロン
あて布
Step1.下準備
三つ折りなので解いてみないとわかりませんが、
裾を触ってみて折り返しの分の縫い代がどれくらいあるのか調べてみましょう。
このスラックスは2センチ幅のステッチでした。
縫い代(折り上げる幅)を省いた長さ分伸ばすことが可能です。
また、左右で縫い代が違う場合があるので注意です。
そしてほどいて縫い直すのでステッチの跡は残る場合があります。
Step2.股下を測る
ウエストをクリップで留めてずれないようにしておきます。
メジャーで股下を測っておきます。
70.5cmでした。
Step3.ステッチをほどく
三つ折りステッチの糸をほどきます。
カッターでほどく方が早いので私はカッター派ですが
生地を切らないようにするなどコツがいるので
普通に糸切りばさみやリッパーを使うのがおすすめです。
Step4.アイロンをして折り目を伸ばす
ほどけたらアイロンで折り目を伸ばします。
Step5.裾端までの股下を測る
ほどいてみると実際どれくらい丈を伸ばせるのかがわかります。
股下をメジャーで左右測ってみて縫い代を決めます。
左右で違う場合は短い方に合わせてください。
測ってみると…
股下70.5cmから股下約73.5cmになりました。
縫い代1.5cm取り股下72cmに伸ばせそうです。
夫に伝えると2cmも伸びるならじゅうぶん!とのことでした。
縫い代が少ないので元通りの仕上がりの三つ折りにはできませんが、
ロックミシン+2つ折り仕上げにすることで見た目は元と同じく
3つ折りのように見えるのでそれで決定しました。
Step6.仕上がりの股下に線を引く
決めた股下の長さにに折り上げるラインを引きます。
縫い代が1.5cmくらいになります。
(裾から縫い代を測ると股下が左右で違う場合があるので股下で決めます。)
本当にギリギリにするのであればあと5mmくらい伸ばせそうですが
見た目のことを考えて1.5cmにしておきました。
Step7.縫製・ロックミシン
裾をロックします。
ジグザグミシンでも大丈夫です。
Step8.縫製・2つ折り
折り上げラインで折り、ロックミシン(ジグザグミシン)の糸の間をステッチします。
1.5cm折って、1cmのステッチで縫う感じです。
Step9.仕上げアイロン
必ず当て布をしてアイロンでプレスします。
丈出しは折り目や縫い跡が残りやすいのでしっかりプレスしてください。
完成!
折り目&縫い跡は完全には消えませんでした。
でもはいてみるとそんなに目立たなさそうです。
まとめ
夫に渡すととても喜んでくれました!
少しですが2cm長くなっただけで印象が変わるようです。
丈出しも自分でやれば節約になります。
ミシンがなければ手縫いでもいいし、
ほどいたあと、裾上げテープでもいいと思います。
ぜひ挑戦してみてください。
服も整えて節約しましょう!
この記事が参考になれば嬉しいです。
︎
▼ブログランキングに参加しています▼
下のバナーをポチッとクリックして
応援していただけると励みになります。
\お気に入り&気になるもの集めてます/
